2009年11月13日金曜日

山田長満奨学会 平成22年度奨学生募集

一般財団法人「山田長満奨学会」平成22年度奨学生募集

山田長満奨学会は、国際社会で活躍し貢献する人材育成に関する事業を行い、世界の平和及び経済成長並びに人々の幸福に寄与することを目的とし、平成元年10月1日に設立しました。現在までに国籍を問わず200名近くの大学生、大学院生に『返さなくて良い奨学金』を給付しています。

  • 募集人数: 大学生と大学院生で合計10名
  • 奨学期間: 1年間
  • 奨学金: 月額12万円
  • 出願期間: 2009年11月13日(金)~12月11日(金)(当日消印有効)

■ 2010(平成22)年度奨学生募集要項 http://www.tokyojapan.co.jp/company/kanren/yamada/boshu.html

レオパレス21留学生奨学金

保証人、礼金・敷金などの制度のため、留学生がアパートを賃貸することは、相変わらず難しい。このような状況の中で、「レオパレス21」は、留学生にとってもっとも借りやすい賃貸主です。

また、「レオパレス21」は、財団法人日本国際教育支援協会を通して、月額1万円を200名の外国人留学生に6ヶ月間、支給する奨学制度を持っています。大学で10月9日まで受け付けています。

■ レオパレス21留学生奨学金
 http://www.jees.or.jp/cgi-bin/sc-detail.cgi?33

私費外国人留学生 学習奨励費の在籍確認

独立行政法人「日本学生支援機構」が提供している「私費外国人留学生学習奨励費」は、私費留学生にとってもっとも得やすい奨学金です。

  • 大学院: 月額65,000円
  • 学部: 月額48,000円

注意しなければならないのは、「学校の留学生事務担当部署で、毎月在籍確認簿にサインをする必要」があることです。帰国や在籍確認が怠ると、奨学金が取り消されます。また、大学によっては、欠席が少ない学生を優先的に推薦する場合があります。欠席せず、大学の掲示板をよく見ることが必要です。

■ 「私費外国人留学生学習奨励費給付制度について」
 http://www.jasso.go.jp/scholarship/shoureihi.html

2009年11月7日土曜日

中国伝媒大学の建学55周年記念「メディア高等教育国際フォーラム」

中国伝媒大学 http://www.cuc.edu.cn/ の建学55周年記念「メディア高等教育国際フォーラム」が、2009年9月19日20日、中国北京で開けれました。世界各国のメディア関連の大学70校以上が参集しました。日本からは、日本大学(芸術学部)と城西国際大学(メディア学部)が参加しました。


メディアが世界のあらゆる領域で、ますます大きな影響を与えている現状を踏まえて、大学などの高等教育機関がメディアに関する国際的な協力の枠組みを創っていくことが合意されました。中国伝媒大学の蘇志武学長が、この分野で国際的な協力においてリーダシップを発揮していくことが表明されました。

中国伝媒大学の外国語学院(旧 国際伝播学院)から、メディア学部に1年間留学していた学生と再開して、ご馳走になりました。


中国伝媒大学の正門。

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また、北京電影学院を訪問して、王副学長にお会いして、来年5月からの上海万博の夕方と夜のパレードに関する企画を共に考えていくことになりました。

2009年11月1日日曜日

中国の大学ラインキング

中国の先生や学生と話をしている中で、「大学のランキング」が大学を評価するうえで、重視されていることが分かります。いろんなラインキングがあるようですが、网大netbig http://www.netbig.com/が「中国大学排行榜 2008(Chinese University Rankings 2008)」を公表しています。
http://rank2008.netbig.com/cn/rnk_1_0_0.htm

この種のランキングは、多くの日本の新聞や雑誌でも公表されています。この種のランキングを算出する際、統計的には、少なくとも以下の2つの問題点があります。

  1. 多くの異なる指標を最終的に単一な指標に集約させていく統計処理は、科学的にもおかしいといわざるをえません。身長と体重という別々の指標を集約させて、体格という新しい指標を作る難しさを考えれば、その妥当性の難しさが分かります。
  2. ランキング間の差は、「統計的に有意」であるか、と聞いてみたいものです。せめて、「統計的に差があるかどうか」の検定をしたうえで、ランキングを発表すべきではないかと思います。

他人が与えた「単一の価値体系」で物ごとを判断することは、自ら考えることを放棄することに等しい。偏差値の価値体系でもそうですが、それから抜け出すことがなかなか難しい。人間の多様な能力を単一の価値体系「偏差値」で評価することは、教育自体を否定することにつながるのではないかと危惧します。「国語」能力と「数学」能力は、そもそも異なる次元のデータで、それらを足し算したり、平均をとったりすることは、どれほど意味があることであるか、よく分かりません。ときには、便宜的に、ある指標でものを考えることも必要かもしれません。しかし、それは、あくまで便宜的なもので、何らかの深い意味づけを行うべきのものではない、と思います。まして、評価の基準に使うべきではないと思います。

それでも、何らかのランキングが必要でしたら、定性的な基準も含めて、多様な評価基準で総合的に行うべきと思います。