2009年5月4日月曜日

孔子学院はすでに世界で314校

世界で314校の孔子学院
『日本経済新聞』2009.5.4の報道によると、中国語と中国文化の外国での普及を図る中国政府が進めている「孔子学院」 Confucius Institute は、世界81カ国で計314校が設置されています。

孔子学院は、中国政府の国策として、2004年から設置が始まった中国教育機関です。中国語学習者を一億人まで増やすことが目標です。

大学が国語教育の海外での展開で先導的な役割
孔子学院の運営費の20%~30%は、中国政府が補助します。中国の有名大学や外国との交流が盛んな外国語大学は、学術交流の一環として、海外姉妹校での「孔子学院」の設置を働きかけています。
日本では、
・ 立命館大学と北京大学
・ 桜美林大学と同済大学
・ 北陸大学と北京語言大学
・ 愛知大学と南開大学
などが設置されています。

日本政府の海外における日本語教育に対する戦略
一方、海外での日本語教育の普及に対して、日本政府の戦略や具体的な行動がなかなか見えてきておりません。

中国では600校を超える大学で日本語を教えているといわれています。日本政府がこれらの大学に対して、どのような支援や関係づくりをしているのか、大学の現場からは、ほとんど見えておりません。

日本語・日本文化の教育に対して、様々な支援が必要ではないかと思います。政府が直接に様々な施策を講じることも必要かもしれませんが、もっとも効果的なのは、中国政府が行っているように、日本の大学の国際的な展開を支援し、明確な指針を与えることが有効ではないかと思います。

■孔子学院总部/国家漢辧 http://www.linese.com/users/1

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